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初恋は盲目(蒙恬×信)番外編

初恋は盲目4
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  • ※信の設定が特殊です。
  • 女体化・王騎と摎の娘になってます。
  • 一人称や口調は変わらずですが、年齢とかその辺は都合の良いように合わせてます。
  • 蒙恬×信/ギャグ寄り/年齢差/IF話/嫉妬/ハッピーエンド/All rights reserved.

苦手な方は閲覧をお控え下さい。

このお話の本編はこちら

 

馬車の中にて

さんざん悩んだ挙句、信は口ですると妥協案を提示した。

本当なら今すぐに身を繋げたいところだったが、御者の存在があることから、それは許しを得られなかった。
彼女の中の羞恥心は手ごわく、きっと口淫を提案したのは、誰か来ても誤魔化せるよう、着物の脱衣を最小限に留めたかったのだろう。

蒙恬の足元に座り込み、緊張した表情で足の間に顔を寄せる。
 ※ズボンを下げられると、男はすでに硬く上向いており、苦しいまでに張りつめていた。

「う…」

紅が塗られていなくても、瑞々しい唇が男根の先端を包み込む。

それはもう幾度となく見慣れている光景のはずなのに、顔を真っ赤にさせている信を見て、思わず笑みが零れそうになる。

いつまでも羞恥心が抜けないところや、自分を気持ちよくしてくれようと健気に男根を頬張る姿は、何度見たって愛おしかった。

血管が浮かび上がっている陰茎を唾液で滴る唇が滑る度に、蒙恬は息を切らしてしまう。

「ぁ…は、っ…」

亀頭と陰茎のくびれの部分をきゅっと吸い付かれると、喉が引きつってしまった。

以前、特に自分の感じやすい部分を教えたら、信は従順にその教えを学んで口淫に励んでくれるようになったのだ。

まだ婚儀が終わっておらず、正式に夫婦と認められていない立場で自分の子を孕むことは、信も後ろめたさがあるのだろう。

もちろん身を繋げる時もあるが、最近は口でしてくれる頻度の方が多かった。

「んんッ…」

音を立てながら強く吸い付かれると、それだけで呆気なく果ててしまいそうになる。口でされるのも堪らなく気持ちが良いのだが、やはり信と一つになったという実感が欲しかった。

尖らせた舌先で裏筋をなぞられて、蒙恬はつい歯を食い縛った。切なげに眉根を寄せながら、吐精の衝動を堪える。

「信…ねえ、今日は挿れたい…」

縋るような言葉を掛けると、信が男根を咥えたまま見上げて来た。
狼狽えて視線を左右に泳がせたのは、やはり外にいる御者のことが気になるからだろう。

「っ…ん、…む…」

どうやらお願い事は聞き入れられなかったらしく、信は深く男根を咥え込んで、敏感になっている陰茎を唇で扱く。頭を前後に動かしながらも、舌を動かすのはやめない。

このまま口で終わらせようとしている彼女の意志が伝わってくる。自分を求める気持ちよりも、羞恥心が勝っているということだ。

「信っ…お願い、だから、…」

このまま続けられると、口の中で果ててしまいそうだ。縋るように訴えるものの、信は口淫をやめる気配を見せない。こちらの訴えを無視するように、視線さえ合わせてくれなかった。

体を繋げるのを許してくれないのだと分かると、蒙恬はまるで信に拒絶をされてしまったかのようで、泣きそうになってしまう。

ようやく目が合うと、信が驚いて目を見開いた。

「どっ、どうした…?」

慌てて男根から口を離し、唇の端を伝う唾液と先走りの液を拭うこともせず、信は蒙恬が泣きそうになっている理由を問う。

切なげに眉根を寄せ、蒙恬は鼻を啜った。

「…挿れたい」

子どもがワガママを言うような口調で、蒙恬が信をじっと見つめた。

 

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信が扉の方をしきりに視線を向けるので、御者が外にいるこの状況では嫌だと訴えているのが分かった。

屋敷に到着するまでにはまだかなりの時間がかかる。我慢するだなんて到底無理だ。
彼女の口の中で吐精するだけでは満足できないことも分かっていた。

「信」

「あっ、わっ」

自分の足元に屈み込んでいる彼女の脇の下に手を入れて体を抱き起こし、向かい合うようにして自分の膝の上に座らせる。

「う…」

脚の間に蒙恬の固くそそり立った男根が着物越しに当たると、信が顔を真っ赤にして目を逸らす。

「信」

切なげに名前を呼んで、唇を重ねると、信の体が分かりやすく強張った。
しかし、何度も唇を重ねて口づけを深めていくにつれて、信の方も僅かに息を乱し始める。

「やっ、動くなってッ…!」

脚の間に押し当てている男根を擦り付けるように腰を揺らすと、信が叱りつけるように蒙恬を睨んだ。

「だって、こんなに密着してたら…」

言い訳がましく弱々しい口調で反論を試みるものの、腰を動かすのはやめない。早く中に入りたいのだと代弁するように、男根を強く擦り付ける。

「うっ…、ッ…」

何とか蒙恬の上から降りようとしたが、しっかりと両腕で抱き込まれてしまう。肩を押して突き放そうとするものの、着物越しに淫華を刺激されると背筋に甘い痺れが走る。

信の体を抱き締めて、彼女の首筋に顔を埋める。

こんなにも密着して、彼女の香りを嗅いでしまったのならば、もう勃ち上がったそれを抑え込むのは困難だ。

「蒙恬っ…!」

首筋に唇を押し付けると、その柔らかい感触に戸惑ったように信が身を捩る。

破瓜を破ったのも、敏感に反応するように彼女の体を躾けたのも、全ては蒙恬だ。もう少し押せば信が諦めて受け入れてくれることなど、蒙恬は当然予見していたのである。

幼い頃から名家の嫡男として、容姿にも将の才能にも恵まれた蒙恬はいわゆる甘え上手であり、こちらが何をすれば相手が望み通りに動いてくれるのを理解していた。

ただし、信は幼い頃から武術に精進して来たせいか、蒙恬の男らしい色気には引っかからない。

だが、年下にしか出せない甘え・・で存分に押せば、彼女が揺らぐのだと知ったのは恋仲になってからだった。

「信、お願い」

耳元に顔を近づけて熱い吐息をかけると、信がその甘い刺激に身を固くした。
今度は舌を伸ばして、耳の中をくすぐってみる。

「ッ、ふ…」

唾液を絡ませた舌先が、直接耳の粘膜を弄る刺激に、信が自分の口に手で蓋をする。

もう彼女の弱い部分など分かり切っているが、それでもまだまだ知りたいし、どれだけ身を重ねても物足りなかった。

 

馬車の中にて その二

着物の衿合わせに手を伸ばすと、信が狼狽えた視線を向けて来た。しかし、自分の口に蓋をしているせいで、抑えられることはない。

「んッ…」

今日は胸にさらしが巻かれていた。背中にあるきつい結び目を難なく解いて、胸の谷間に指を挟むようにさらしを引っ張る。

形の良い胸が露わになると、たまらずに蒙恬はその豊満な胸を掌で包み込んだ。ゆっくりと指を沈ませていき、その柔らかさに堪らず目を細めた。

体を重ねる度に揉み込んでいるせいか、恋仲になった時よりも豊満さが増したように思える。いずれこの乳房を自分たちの子が独占するのかと思うと、なんだか複雑な気持ちを抱いた。

そっと指を這わせ、素肌に溶け込んでいる桃色の乳輪をなぞるように円を描いた。鋭敏である胸の芽だけは触れず、外側だけを何度も愛撫する。

「は…う…」

口に蓋をしている指の隙間から、信が僅かに吐息を零した。彼女が僅かに腰を動かしたのを見て、微弱な刺激にもどかしくなって来ていることが分かる。

何か言いたげに視線を送られるものの、蒙恬は気づかないふりを決め込み、ただひたすらに桃色の乳輪をなぞる。

まだ中心には一度も触れていないというのに、その微弱な刺激に芽が立つ。
頭を屈めて、ふうと息を吹きかけると、信の体がぴくりと跳ねた。

「っ、うう…」

鋭敏である芽に触れればもっと善がらせることが出来ると蒙恬は分かっていたが、あえてそれをしないのは焦らす目的があった。

無理強いをして嫌われるのは目に見えているし、あまり好みではない。信の方から「欲しい」と自分を求めるように仕向ければ、正式に合意を得た上での性交となる。

初夜の時と同様に、羞恥心の消えない信のことだから、お前が焦らしたからだと後で話を蒸し返すことはしないことも分かっていた。

「ん…」

胸に微弱な刺激を与えながらも、腰を動かして男根を擦り付けるのも休まない。僅かに信の間から熱気と湿り気を感じる。

彼女も感じてくれているのだと分かり、蒙恬の口角が自然とつり上がる。

「ね、信もつらいでしょ」

「ぅう、う…!」

耳元で囁き、そっと舌を差し込むと、信が鳥肌を立てたのが分かった。

舌先で狭いそこをくすぐるように動かしながら、蒙恬はようやく胸の芽に触れる。ただし、指の腹で一度触れるだけだ。

「は、あっ…」

たったそれだけの刺激だというのに、信が涙目で睨んで来る。

このまま我慢比べがまだ続くだろうかと思っていると、信は蒙恬の首筋に顔を埋めて、体を預けるように凭れ掛かって来た。それがいつもの合図だと分かり、蒙恬は心の中で勝利を噛み締めた。

 

交渉成立

信の足の間はすでに熱く濡れていて、蒙恬の着物にまで染みを作っていた。
着物越しとはいえ、何度も硬くそそり立った男根を押し付けて感じたのだろう。

彼女の体をあまり敏感に仕上げてしまうと、他の男に触れられた時に意図せず反応してしまうのではないかと不安になってしまうが、男としては好きな女を狂ってしまうほどに善がらせてやりたくなる。

「…いいよね?」

耳元で静かに問うと、信が首筋に顔を埋めながら小さく頷いた。

許可を得たことだし、蒙恬は遠慮なく信の帯に手を掛けた。すでに衿合わせは大きく開いていて、帯の意味もなくなっていたが、果物の皮を剝くように着物を脱がせていくこの時間も好きだった。

「あ…ま、待て、って…」

帯を解かれて着物を全て脱がせられそうになった信が、なんとか手で着物を落とさないように押さえている。

許可を出したくせに、外の御者がもし見られたらという不安が消えないのだろう。

その気持ちを考慮してやり、蒙恬は着物を全て脱がすのを諦める。袖を通しているので、どれだけ乱れていても脱げてしまうことはないだろう。

しかし、体を繋げるためには ※ズボンは脱がせなくてはならない。紐を解き、足首の辺りまで引き下げると、すでに淫華は蜜で濡れそぼっていた。

一度指を口に含んで、唾液を纏わせてから、蒙恬は足の間に手を差し込んだ。

湿り気と熱気を帯びた淫華の口の付近を何度か指で往復する。
花芯には触れないように指を動かしていると、信が着物を掴む手に力を込めたのが分かった。もどかしい刺激に、まるで早く触ってくれとねだるようなその態度が愛らしい。

「んあッ」

僅かに花芯を擦ると、信が堪えていたはずの声を呆気なく洩らす。ここが女の急所であることは蒙恬もよく分かっていた。

だからこそ簡単に触れないように弄るのが女を狂わせる術でもある。

何度も淫華の入り口ばかりを指の腹で擦り、奥を刺激することも、花芯に触れることもしない。信からすでに許可は得ていたはずなのに、とことん焦らしたくなるのは、彼女の口から自分を求めてほしかったからだ。

いつだって男は女と駆け引きをして、結果的には勝利の酔いを味わいたい単純な生き物なのである。

 

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ムーンライズ・領主の帰還
宝石姫

 

「は、早く、しろって…屋敷に、着いちまう、だろ…!」

催促の理由が屋敷に到着してしまうからだなんて、味気ない理由だったことに、蒙恬は納得出来なかった。

本当は欲しくて堪らないくせに、素直にそう言わないのはやはり手ごわい羞恥心のせいだろうう。

それならば、もっと意地悪をしてやろうという気持ちが膨れ上がる。

「…そうだね。それなら、続きは屋敷に戻ってからにしようか?」

まさかといった顔で信が顔を上げる。

「だって、信は見られたら恥ずかしいんでしょ?」

これは決して意地悪ではなく、気遣いだと主張すれば、信が目を吊り上げて蒙恬を睨みつけた。

つい笑ってしまいそうになるのを堪えながら、蒙恬は馬車の中から御者に呼びかけた。

「ねえ、あとどれくらいで着く?」

一刻※二時間もかからないかと」

「わかったよ」

すぐに返って来た御者の言葉を聞き、蒙恬は確認するように信の顔を覗き込んだ。

「だって。…どうする?」

「っ…」

続行するかどうかを信に問いかけると、真っ赤な顔をした信が首筋に嚙みついて来た。
僅かに痕が残ってしまうくらいの甘噛みだったが、信の意志を確認するには十分過ぎるほどだった。

「っんん…!」

蜜で濡れそぼった指を淫華の中に挿れると、信の体が震えた。

何度も蒙恬の男根を受け入れた其処はすんなりと指を飲み込んだが、相変わらず締まりが良い。

「ふ…ッ…」

根元まで飲み込ませた指を中でゆっくりと折り曲げると、信は蒙恬の肩に噛みついて声を堪えていた。鉤状に折り曲げると、信の内腿が震え始める。

折り曲げた指を伸ばして奥を軽く突くと、柔らかい肉壁に辿り着いた。

「んん、ッ…う…」

「すごい、どんどん溢れてる」

常に短く綺麗に整えている爪先で軽く叩くと、どんどん蜜が溢れて来て、蒙恬の手首近くまで濡れてしまった。

それだけ彼女が自分で感じてくれていることも、自分を求めてくれていることも嬉しくて、蒙恬の口角は下がることがない。

ここが寝台の上だったなら、周りも時間も気にせずに可愛がってやれるというのに、残念ながら今は時間を費やす訳にはいかなかった。

蒙恬は自分の ※ズボンを下げ、信の蜜で濡れた手で男根を扱く。すでに勃起しきっているそれは、早く中に入りたいと先走りの液が溢れていた。

信も物欲しげな瞳で男根を見下ろしており、唾液を零してしまいそうなほど口を開けている。

「…今日は信が挿れてくれる?」

いつもなら蒙恬の方から挿れるのだが、今日は信に主導権を渡した。

馬車の中だから仕方ないとはいえ、せっかく騎乗位の姿勢に持ち込んだのだ。信がどのように乱れるのか誰よりも近くで見てみたかった。

 

背徳感

少し信は戸惑った表情を浮かべたが、もうこれ以上焦らされるのは嫌だったのだろう、蒙恬の男根をそっと掴むと、腰を持ち上げる。

「ッ、ん…!」

硬い先端を淫華に押し当てて、歯を食い縛ると、ゆっくりと腰を下げて来た。

ゆっくりと男根が飲み込まれていき、熱くてとろとろと絡みつくような感覚に包まれて、思わず眩暈を起こしそうになった。

「あ、…っ…」

思わず蒙恬も熱い吐息と共に声を零してしまう。

「ううっ…う…」

なんとか止まることなく腰を下ろし切った信が切なげに眉根を寄せ、肩で息をしていた。

御者に気づかれていないか不安そうに扉の方へ視線を向けたものの、男根を腹に飲み込んだ彼女の顔は蕩け切っていた。

蒙恬は細腰を両手で抱き寄せ、信の胸に唇を押し付ける。胸の谷間を伝う汗に舌を伸ばし、胸の芽に吸い付いた。

信の両腕が蒙恬の頭を抱き込む。

「んっ…」

胸の芽を舌で転がり、甘く歯を立てると、信が泣きそうに顔を歪めた。僅かに浮かべんでいる汗で前髪が額に張り付いており、指で梳いてやる。

それから彼女の頭を抱き寄せると、蒙恬は穏やかに笑んだ。

「…信の中、あったかくて、とろとろしてて、俺のこと欲しいって、ぎゅうって締め付けて来て、気持ちいい」

彼女の臍の下に指を這わせ、蒙恬はそこを何度か優しく叩いた。

「ここ、この部屋の中も、きっと気持ちいいんだろうなあ」

たった今、男根が口づけているその小さな部屋子宮に、赤子が眠るのだと思うと、とても不思議な感覚だった。

「は、う…」

下腹に指を軽く沈ませていくと、信が甘い吐息を零した。外側の刺激に連動するように、淫華が男根に強く吸い付いてくる。

「やっ…」

信が幼子のように首を横に振った。
繋がっている最中に外から下腹を責め立てられると、刺激が強過ぎて、どうしようもなくなってしまうらしい。

(まずい)

子種を搾り取られるように淫華が強く締め付けて来たので、蒙恬はようやく下腹を突くのをやめる。

馬車の中で身を繋げるのは信も蒙恬も初めてのことで、御者に気づかれるのではないかという危機感や、隠れながらいけないことをしている背徳感に、いつもより興奮している自分に気が付いた。

 

 

信の体を抱え直して、蒙恬は上目遣いで彼女を見上げた。

「動くよ」

彼女の返事を聞く余裕もなく、蒙恬は下から腰を突き上げる。

「んッ、うんんッ」

手の甲で必死に唇に蓋をして声を抑えるものの、肉と肉を打ち付け合う音は隠し切れない。

汗ばんでいる肌と肌を密着させて、体の内側だけでなく外側まで繋がろうと、唇を重ね合った。

丸々とした尻の双丘を両手で掴み、より深く男根を飲み込ませる。
最奥にある子宮を突いているというのに、まださらに奥へ行けそうなほど、凄まじい結合感だった。

信と体を重ねる度に、どんどん一つになろうとしている。
最初から自分たちは一つの生命体で、元の姿に戻ろうとしているのではないかと錯覚してしまうほど、愛おしさも結合感も増していく。

「信ッ…」

腰を突き上げる度に卑猥な水音に合わせて、熱い吐息が交じり合った。

「も、蒙恬ッ」

悩ましげに眉根を寄せながら、信が切迫した声で名前を呼ぶ。蒙恬が腰を突き上げる動きに合わせて、信も腰を揺らして男根を受け止めていた。

絶頂に近づくにつれて、信が蒙恬の背中を掻き毟る。爪を立てるのは快楽に吞まれないよう、無意識のうちにやっているらしい。
以前も行為を終えた後、蒙恬の肩や背中に血が流れていることに気づいた信が青ざめて謝罪して来たことは記憶に新しい。

しかし、爪を立てられる甘美な痛みよりも、好いている女と一つになっているという結合間の方が何倍も勝っているし、何より信につけられた傷痕だと思うと、それだけで愛おしかった。

喜悦と込み上げる射精欲を噛み締めながら、蒙恬は信の首筋に舌を伸ばす。

「気持ちいい…信の中、気持ちいいっ…!」

まるで子どものような口調になってしまう。
男として、ましてや夫になるのだから、自分が彼女を導くべきだと頭では理解しているのだが、時々こうして子どもの部分が出て来てしまう。まだ彼女に甘えていたいという現れなのだろうか。

無駄な肉付きが一切ないくびれのある細腰を引き寄せ、目の前で揺れる豊満な胸に唇を押し付けた。

硬くそそり立っている芽にちゅうと吸いつき、上下の歯で挟んでやると、信が体をくねらせてしがみついて来る。

「ふあ、っ、あッ、んぁっ、ぅう」

声を堪えなくてはという意志は僅かに見えるのだが、口を閉じる余裕もなくなっているくらい、もうどうしようもなくなってしまっているらしい。

淫華がまた男根に強く吸い付いて来て、蒙恬の目の奥で火花が散った。

「あ…し、信っ…あ、俺、もうっ…」

もう二人には余裕などほとんど残っておらず、ただお互いを求め合う獣と化している。
絶頂を迎える寸前、蒙恬は信の顔を引き寄せて強引に唇を重ねた。

「んッ、んんーッ!」

急に呼吸を妨げられ、信がくぐもった声を上げた。

「ッ…!」

下腹部で痙攣が起こるのと同時に、全身が燃え盛るように熱くなり、快楽が脳天まで突き抜けた。

意識までも持っていかれそうな強い快感に、蒙恬は縋りつくものを探して、信の体を力強く抱き締める。

背中に回されていた信の腕にも、ぎゅうと力が込められた。

彼女の体も、火傷でもしたかのように大きく跳ね上がり、淫華がこれ以上ないほど男根を締め上げて来る。

普段なら、すぐに男根を引き抜いてから射精をするのだが、今日は違う。
愛おしさのあまり、最後まで信と繋がっていたかった。淫華も痙攣しながら男根を包み込んでいて、一緒に絶頂を迎えたことが分かった。

「はあッ…あ…」

愛しい女の一番奥深くに自分の子種を植え付ける感覚は、今まで感じたことのないくらい気持ち良くて、恍惚とした感情に胸が満たされていく。

「ぁ、は…ぁう…」

腹の奥に熱い子種が吐き出される感覚を、信もしっかりと感じ取っているようで、うっとりと目を細めていた。

蕩けたような、とろんとした顔がかわいらしくて、蒙恬は堪らず唇を重ねてしまう。長い絶頂が終わっても、二人はずっと口づけを続けていた。

「んぅ、むッ…ぅんん…!」

息が苦しいと信が蒙恬の胸をばしばしと叩く。

はっと我に返って唇を離すと、信が大口を開けて呼吸を再開する。
互いに熱い吐息を掛け合いながら、また貪るように唇を重ね、汗ばんだ体を強く抱き締め合った。

絶頂の余韻に浸りながら、蒙恬は幸福感に胸がいっぱいになる。

「…な、中…」

「うん?」

「良かった、のか…?」

以前、まだもう少しだけ二人きりの時間が欲しいと話していたのに、堪らず中で射精をしてしまったので、子を孕んでしまうかもしれないと言いたいのだろう。

責め立てる様子は一切ないものの、確認するように問われて、蒙恬は恥ずかしがりながらも、笑顔で頷いた。

「…本当は、婚儀の後でって思ってたんだけど…我慢出来なかった」

上目遣いで甘えるように信を見つめてから、再び唇を重ね合う。
まだ足りないという蒙恬の気持ちに応えるように信が舌を絡ませて来たので、燃え盛っていた情欲の炎はますます煽られるばかりだった。

未だ信の淫華に飲み込まれたままの男根が再び芯を取り戻していく。信もそれに気づいたようで、物欲しげな視線を向けて来た。

しかしその時、馬の嘶きと共に、馬車の揺れが止まる。

「―――お屋敷に到着しました」

 

 

外から御者に声を掛けられ、二人は弾かれたように顔を上げる。気まずそうに信が目を逸らし、慌てて腕の中から抜け出そうと身を捩った。

しかし、未だ蒙恬の男根を受け入れている淫華は、まだ離れたくないと包み込んで来る。芯を取り戻して来た男根もまだ離れたくないと主張していた。

「う、っ…」

信が眉根を寄せて、なんとか男根を引き抜こうとする。
腰を上げようとするものの、絶頂の余韻から覚めやらぬ体が震えていた。上手く力が入らないらしい。

「…蒙恬様?いかがなさいましたか?」

「あ、ああ、えっと…」

返事のないことを不審に思った御者が再び声をかけて来たので、蒙恬はとっさに普段通りを装い、外から開けられぬように慌てて声をかける。

「信が少し揺れに酔ったみたいだから、このまま少し休ませる」

御者の返事を聞いてから、そういえば目的地に到着したのなら、普段はすぐに扉を開けられるのに今日は違うと気が付いた。

もしかしたら信の心配通りに御者にすべて聞かれていたのかもしれないが、こちらの状況を察した上で扉を開けないでいたのなら、その気遣いはとてもありがたい。

腕の中にいる信に顔を寄せた蒙恬は、額と額をこすり合った。

「…部屋まで我慢できる?」

「……、……」

声を潜めて確認され、信は涙目で小さく頷いた。
行為を始める前は、蒙恬の方が我慢できないと駄々を捏ねていたはずなのに、今ではまるで立場が入れ替わったようである。

「じゃあ、名残惜しいけど、一回抜くね」

「ん、んうっ…!」

蒙恬が信の細腰を掴んでその体を持ち上げると、一度男根を引き抜いた。引き抜かれる瞬間も甘い刺激に、信の体が大きく震えた。

蜜と精液が混ざり合った白濁が未だ二人の陰部を繋いでいる。
蒙恬は手早く着物の乱れを直すと、腕の中ですっかり脱力してしまっている信の着物も整えてやった。

「…やっぱり部屋で休ませることにするよ。出るから開けてくれる?」

外で待機している御者に声をかけ、馬車の扉を開けさせる。蒙恬は信の背中を膝裏に手を回してその体を抱き上げると、すぐに馬車を降りた。

密室の中に立ち込める男女が交わっていた淫靡な匂いと空気は誤魔化せないし、恐らくは扉をすぐに開けなかったことから御者も中で何が行われていたのか気づいているだろう。

しかし彼も蒙家の家臣であり、二人が夫婦になることを喜んでいる一人だ。子孫繁栄を喜ぶとしても、よからぬことは考えないに違いない。

門をくぐって屋敷の敷居に足を踏み入れるなり、家臣たちが帰宅した主を出迎えてくれた。挨拶もほどほどに、蒙恬は信を抱えたまま足早に別院へと向かう。

僅かに乱れている着物のまま、赤い顔で荒く息を吐きながら別院へと急ぐ二人を見て、賢い家臣たちも何かを察したようだった。

別院に踏み入れると、蒙恬は一直線に寝室へ向かう。

「しばらく誰も部屋に近づかないで」

主に頭を下げている従者たちに視線を向ける余裕もなく言い放った。
従者によって、背後で扉が閉じられたことにも気づかず、蒙恬は信の体を寝台へ下ろすと、すぐにその体を組み敷いた。

「んうっ」

唇を重ね、舌を絡ませながら、二人はお互いに着物を脱がせ合う。

馬車の中で簡単に着物の乱れを整えていたとはいえ、帯もほとんど外れており、着物を脱がせるまでにそう時間はかからなかった。

 

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続行

すぐに脚を開かせると、つい先ほどまで蒙恬の男根を咥えていた信の其処から、粘り気のある白い精が零れていた。

「あっ…」

すぐに指ですくい上げて中に押し込むと、信の体が小さく跳ねる。先ほど絶頂を迎えたばかりの体は僅かな刺激でも敏感に反応するようだった。

「も、蒙恬…」

手を伸ばして、信が蒙恬の男根に触れる。
指で輪っかを作り、何度か扱かれるとそれだけで蒙恬は息を荒げた。先ほど射精したばかりだというのに、信に触れられるだけで何度でも絶頂を迎えてしまいそうだった。

「ふうっ、ぅ…ん」

唇を重ね合いながら、舌を絡めながら、お互いの性器を愛撫し合う。

馬車の中で一度果てたはずなのに、すでに蒙恬の男根は芯を取り戻していたし、信の淫華もまた蜜を溢れさせている。

溢れ出る蜜で子種が流されてしまわないように、蒙恬は淫華に子種を擦り付けた。最奥にある子宮には特に念入りに擦り付ける。

「あっ、はあ…」

信の腰が震え始め、淫華が指に強く吸い付いて来た。
奥までよく濡れている肉癖を擦り上げると、信が何か言いたげに、切なく眉根を寄せて見つめて来る。もちろん彼女が何を求めているかなど、手に取るように分かる。

「ね、また挿れてもいい…?」

「う…」

信が小さく頷いたのを見て、蒙恬は指を引き抜くと、彼女の膝裏に手を回した。大きく足を広げさせ、視線を視線を絡ませ合う。

「く、ぅ…」

それを合図に、蒙恬はゆっくりと腰を前に押し出した。今も熱く滾ったそこは蕩けていて、男根が溶かされてしまいそうになる。

この中に男根を突き挿れるだけで、自分は男として生まれて来て良かったという喜びにただ浸ることが出来た。

「はあっ…あっ、あ、ん…」

最奥まで男根を突き挿れると、哀切の声を上げて、信が両腕を背中に回して来た。縋るものを探して、背中を掴む指に力が入ったのを感じ、蒙恬は絶頂に向けて再び腰を突き上げ始めるのだった。

盲目なまでに、幸福感で胸を満たしながら、二人は互いを求め合った。

 

このシリーズの番外編②はこちら